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2012年3月30日金曜日

ゲーミフィケーションについて

今回はゲーミフィケーションについて書きます.

ゲーミフィケーションという言葉は聞いたことがあるでしょうか?
私が初めてゲーミフィケーションという言葉を聞いたのは,NHKが放送した「世界ゲーム革命」という番組の中でした.
最近,このゲーミフィケーションを意識するようになりました.

・ゲーミフィケーションとは何か?
簡単に説明すると,ゲームの要素をゲーム以外の活動に利用することです[1].
ちょっと良く分かんないですね.
もう少し掘り下げていきましょう.

・ゲームの要素とは何か?
私が思いつくゲームの要素とは,キャラクターの上達,レベルアップ,経験値,対戦…とかでしょうか.
ゲームソフトで言うと,牧場物語では農場の発展,ポケモンでは進化,FPSでは共同ミッションなどもゲームの要素が含まれてそうです.

・具体的にゲーミフィケーションってどんなものなの?
「Nike+」の結果表示画面
ゲームの要素をゲーム以外の活動に利用する例として,Nike+を紹介します.
Nike+とは,ナイキが提供するランニング管理サービスのことです.
Nike+に登録すると,自身が走った距離や時間、消費カロリーなどの情報が蓄積されます.
これらをグラフにして見ることも可能です.
いわゆるライフログサービスですね.
更にNike+には,蓄積したデータを使用して他人と競走することができます.
私はまだ他人と競走する機能を使用していませんが,競走グループの中でビリになると「It」と呼ばれる称号がつくようです.(Itでどういう意味なんだろう……)
このItの称号を外すために,他人より走るようになるとか.
競走ではなくて競争ですね(笑).
このNike+サービスの中にあるゲーム要素は,自身の走行データをいつでも閲覧できること,データを使用して他人と競争できることでしょうか.
私もNike+サービスを使い始めたのですが,一人で走るより面白い点がいくつか発見したので,別の記事で紹介したいと思います.

・ゲーミフィケーションを使うとどうなるの?
ある活動にゲームの要素の組み込みことで,ユーザの内発的動機づけ(ユーザ自身が活動に対する動機づけを行うこと)を引き起こすことができます.
しかし,全ての活動に対してゲームの要素を組み込めるわけではありません.

・まとめ
ゲーミフィケーションをあらゆる活動に適用することで,ユーザは内発的動機づけを行いやすくなります.
この内発的動機付けを行うと,ユーザは活動に対して飽きにくくなります.
すると,ユーザの活動時間が増えます.
単純ですよね?
しかし,ユーザの活動時間が増やす方法は,いろんな人が欲しているのではないでしょうか?

今回の記事は,井上明人さんが 執筆したゲーミフィケーション―<ゲーム>がビジネスを変えるを拝読して書きました.
上記の本は,ゲーミフィケーションという概念を分かりやすく説明しているので,ゲーミフィケーションを知りたい方にはおすすめです.
私の稚拙な文章では味わえないような,ゲーミフィケーションとの出会いがあると思います.
他には,4gamerにもゲーミフィケーションに関する記事があります.

それでは、また.


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[1]井上明人: ゲーミフィケーション―<ゲーム>がビジネスを変える, NHK出版(2012-1-25)

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